動画編集 · 6 MIN READ
AI字幕で顔を隠さない。Clipchampで文字起こしから仕上げまで
自動生成のあとに確認するのは、誤字だけではありません。文字の位置、切り替わり、音との関係も見直します。
便利な自動字幕も、そのまま置くと、表情や実演の手元が隠れてしまうことがあります。この記事はClipchampの個人向け機能の公式説明をもとに、顔を守るための編集部の確認方法を加えたものです。画面の名称や配置は更新される場合があります。
文字起こしを作り、声と照合する
音声のある素材を取り込み、タイムラインに置き、字幕の機能から言語を選んで生成します。公式案内では1本につき1言語の文字起こしです。生成後の文字は修正できます。まず人名、日付、数値、「できる/できない」のような意味が変わる箇所を原音と比べます。複数言語が混ざる素材は、認識が合っているか特に注意して確認します。
自動字幕に使う音声の扱いを確認する
Microsoftは、自動字幕の作成にAzure Cognitive Servicesでの音声処理が必要と案内しています。非公開の会議、相談内容、第三者の個人情報を含む録音は、そのまま取り込む前に共有の許可や組織のルールを確認してください。「編集ソフトだから全部パソコン内で完結する」と思い込まないことが大切です。
顔と手元を、最初に空けておく
編集部の提案は、まず文字なしで映像を見て、顔、手、ボールなど説明に必要な場所を決める方法です。文字を置くのは、その外側の余白。写真を拡大するカットでは、開始・途中・終了の3点で、顔が字幕の下へ動いていかないか確かめます。固定の上帯を全カットへ当てはめると、構図によって頭や目を隠してしまうことがあります。
全文字幕と、要点テロップを使い分ける
音声を追うための字幕と、結論を示す短い文字は役割が違います。図の細部を見せたいときは、図のそばに短い要点だけを置く方法もあります。一方、無音で見る人や音声を聞き取りにくい人には、字幕が助けになります。公開先が字幕ファイルの追加に対応していれば、Clipchampの字幕パネルからSRT(字幕の文と表示時刻を保存するファイル)をダウンロードして使えます。視聴者が表示を選べるかを公開先で確かめ、動画上に常時表示する文字と分けて準備しましょう。
文字の読みやすさは、実際の大きさで確かめる
装飾を増やす前に、背景との区別、文字の長さ、表示時間を確認します。強調したい数値を顔の上へ大きく置くより、写真の横に独立した領域をつくる方が見やすい場面もあります。スマホで小さく表示して、読み終える前に切り替わらないかを確かめます。
書き出した動画でも、冒頭と終わりを確認する
プレビューで整っていても、出力したファイルを開き、声と文字のずれ、切れている語尾、最後の急な終了を確認します。字幕を表示しない方針の動画でも、生成した文字を台本確認に使うことはできます。字幕を付けたから完成とせず、見たい対象がちゃんと見えるかまで確認して仕上げましょう。